【ミックスボイスの出し方】STEP⑤ ~共鳴~

スポンサーリンク

共鳴

ミックスボイスの出し方について今回が最後のまとめであり、とても大切なことをお伝えします。ミックスボイスの出し方STEP1~STEP4の内容はご理解いただけたでしょうか?ここまでのトレーニング内容を継続して繰り返すことでミドルボイスの元、そして基盤を作り上げることができます。

そしてミックスボイスを完成させるために最も重要なのが共鳴です。これまでに作り上げた基盤に共鳴の要素を加える必要があります。

楽器が共鳴によって音を出していることはご存じでしょうか?管楽器では管の長さを、弦楽器では弦の太さと張力を、太鼓では大きさや革の張り具合を変えてその共鳴する周波数を変化させて音階を作り出しています。

分かりやすい例でいうとアコースティックギターのギターホールがあります。

このギターボディーの丸い穴の中は空洞になっています。この空間が共鳴してアコースティックギターの豊かな音色が生まれます。ギターの弦を弾いて生まれた小さな音が、空洞内の空気を振動させ、更にはボディー全体を振動させることで大きな音へ増幅させるのです。

これが共鳴です。歌において人間の喉、そして体は楽器と同じです。声帯で作られた音の元を体で共鳴させることで豊かな音色を作れます。

体のどこに共鳴させる?

基本的に低音では声を胸に響かせます。低い声を発しながら胸に手を当ててみて下さい。手に振動が感じられたでしょうか?振動がしっかりとあればそれだけ良い声が発声できているはずです。

音域が上がるにつれ共鳴するポイントも上へと上がっていきます。中音域になると共鳴の位置を口(口腔)へと移します。mid2Eあたりの高さを発声しながら口に軽く手を当ててみて下さい。振動が感じられたでしょうか?

高音域では共鳴を鼻(鼻腔)へ移していきます。ミックスボイスの音域はこの鼻腔共鳴を使います。mid2Gあたりの高さを発声しながら鼻に手を当ててみて下さい。振動が感じられたでしょうか?あまり分からない場合は鼻歌を歌いながら鼻に手を当ててみて下さい。鼻に振動が伝わっているのが分かるはずです。

ミックスボイスのおいてこの感覚は重要となります。

さらにhiC以上の超高音域では頭に響かせるイメージを持ちます。ヘッドボイスと呼ばれるわけですね。

共鳴があるかないかで、声の大きさも音色も全然違ってきます。共鳴を上手く使えれば、小さな声を大きな声に増幅できるので喉への負担も減ります。1曲を歌いきるのに必要なスタミナも少なくできるでしょう。

なにより重要なのが声質に大きな差が生まれます。人が聴いて心地良いと感じる声には、倍音という音の成分が含まれているのですが、この倍音も共鳴なくしては生まれません。倍音が多いほど美しく豊かな声になり、倍音が少ないと籠ったような声に聞こえてしまうのです。

喉を開く

STEP2でお伝えしたようにミックスボイス発声では声帯をしめます。ここで間違ってはいけないのが喉ではなく声帯を閉めるということ。逆に喉は開けていなければならないからです。

歌うときは喉を開いて、口腔全体を含めた共鳴腔を拡張する必要があるのです。喉を開くと喉仏や舌根が下がります。その結果、口腔奥が拡がり共鳴に優位な状態がつくれます。気管支も広く確保できるため、声帯の振動を妨げることもなくなります。

喉の開き方はわかりますか?わからない方は、2つに割った割りばしを、両方の奥歯で噛んで発声してみてください。強制的に喉の空間が開いた状態をつくれます。私はのど飴を奥歯で噛んで発声練習したりもしていました。

喉を開くとオペラ歌手のような発声になると思います。あなたが歌いたい歌はオペラではないかもしれません。しかしどんな歌を歌う場合にも基本はオペラの発声だと思って大丈夫です。

J-POPを歌うプロの歌手のであっても喉は開いています。喉の開き方、共鳴のさせ方を変えることでオリジナルの歌声に変わっているだけです。

ミックスボイスを出すときには喉を開く声帯は閉める鼻腔で共鳴させる、この3つのポイントは押えておきましょう。

ミックスボイスまとめ

ミックスボイスとは、地声のような力強い響きをもった裏声です。

まず大前提として、声帯には個人差があります。

人それぞれ身長、体重が違うように、声帯も長さ、厚さが違います。

もっと言えば喉や口、鼻腔や頭など、声を響かせる空間の大きさも違います。

そうすると出せる音域にも個人差がありますし、限界もあるわけです。

しかし自分が裏声で出せる高さまでならば、それを地声のように響かせることも可能なのです。

自分の持っている声帯を最大限に活かせる発声を身につけましょう!

ミックスボイス練習曲の紹介

コメント

タイトルとURLをコピーしました